「ヴァイオリンで美しい音色を奏でたい」「演奏でより豊かな表現力を身につけたい」と考えている方にとって、ビブラートは欠かせない技術です。
ビブラートをマスターすることで楽曲に感情を込め、聴く人の心を動かす演奏ができるようになります。
しかし、ビブラートのかけ方がわからない、練習してもうまくいかないなど、多くの方が悩みを抱えているのではないでしょうか。
腕の使い方や指の動かし方など、正しい奏法を理解することがビブラート上達の鍵となります。
そこで本記事では、ヴァイオリンでビブラートをかけるコツや効果的な練習方法などを詳しく解説します。
ビブラートを習得してワンランク上の演奏がしたい方は、ぜひ参考にしてください！
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ヴァイオリンでビブラートをかけるコツ
ヴァイオリンでビブラートをかけるとカッコいいですが、かけ方がわからずに悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで本章では、ヴァイオリンでビブラートをかけるためのコツを2つ紹介します。
ビブラートを習得したい方は、ぜひ参考にしてください！
手首ではなく腕からビブラートをかける
ヴァイオリンでビブラートをかける際は、手首ではなく腕を使うのがポイントです。
腕全体を使ってビブラートをかけると、より滑らかで柔軟な音色を生み出せます。
手首だけでビブラートをかけようとすると、力が入りすぎてしまい、音の揺れが出にくくなります。
自然にビブラートをかけるには、肘から先の部分を一体として動かすイメージを持つのがコツです。
音の強弱や表情のコントロールもしやすくなるので、腕を使ったビブラートを意識的に練習していきましょう。
ビブラートの幅を大きくする
ヴァイオリンでビブラートを練習する際は、指を動かす幅を大きめにすることがポイントです。
例えば「ファ」の音にビブラートをかけるなら「ファミファミ」というように、音程が大きく変わるくらい指を動かします。
ビブラートは音程を下に向かってかけるのが基本なので、左指の指先を立たせ、下の音に向かって寝かせるようにしましょう。
もし小さい幅でビブラートの練習を始めると、スピードを速くしたときに揺れの幅がさらに小さくなり、ビブラートに聴こえなくなります。
最初は大げさなくらいビブラートの幅を大きくして、音を揺らす感覚を掴みましょう。
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ビブラート練習に役立つ動画
以下の動画は、ビブラートをかけるための練習方法を分かりやすく解説しています。
動画を見ると指や腕の動かし方が具体的に分かるので、一度見てイメージを掴むとよいでしょう。
1・2・3・4の指すべてのビブラートのかけ方を解説しているのでおすすめです。
ヴァイオリンでビブラートができないときの改善方法
ビブラートの練習をしても、思うようにいかない場合もあるでしょう。
そこで本章では、ビブラートができないときの改善方法を2つ紹介します。
改善方法を知り、練習のやり方を見直してみてください。
親指の付け根でネックを握らないようにする
ヴァイオリンのビブラートが上手くかけられない原因の一つは、親指の付け根でネックを強く握ってしまうことです。
親指に力が入ると、手や腕全体にも力が入ってしまい、ビブラートがかけづらくなります。
特に親指がネックの下に潜り込んでしまうと、関節が硬くなり、スムーズなビブラートができなくなるため注意が必要です。
親指の位置や力加減のコツが掴めない場合は、筒状にした紙を親指とネックの間に挟み、紙を潰さずかつ落とさないようにして練習するとよいでしょう。
親指の使い方に気を配ることで、滑らかなビブラートを奏でられるようになります。
指・手首の力を抜いて柔らかく動くように意識する
ヴァイオリンでビブラートをかけるのに大切なのは、指や手首の力を抜くことです。
ポジション移動の際に手に力が入ると指板上を滑らかに移動できないのと同様に、ビブラートをかける際も力を入れると柔軟な動きができなくなります。
指や手首の力を抜き、柔らかく動くように意識することが、きれいなビブラートを奏でるためのポイントです。
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ビブラートに関するよくある質問
ここまでビブラートのコツや練習方法について解説してきましたが、まだ疑問に思うことがあるかもしれません。
そこで本章では、ビブラートに関する2つのよくある質問について回答します。
疑問を解消して、ぜひビブラートを習得しましょう！
Q1：ビブラートで楽器が揺れないようにするには？
ビブラートをかける際に楽器が揺れてしまうのは、左指に力が入りすぎているのが原因です。
力が入ると下方向に重さがかかり、楽器が不安定になってしまいます。
左手の親指の力を抜くと他の指先の力も抜きやすくなるので、一度試してみてください。
また指の付け根を楽器のペグがある方に引き、指の動き方を床と平行にすると揺れが小さくなります。
「指先の力を抜くこと」「指を平行に動かすこと」を意識して練習してみましょう。
Q2：いつからビブラートを練習するのがいい？
ビブラートの練習を始めるおすすめのタイミングは、ポジション移動を習得した後です。
ポジション移動では、指板上を滑らかに指を動かすことが求められます。
この動作で肘から先が動く感覚を掴むと、腕からかけるビブラートを効率的に習得できます。
まとめ｜ヴァイオリンのビブラートをマスターしよう！
本記事では、ヴァイオリンでビブラートをかけるコツや効果的な練習方法などを解説しました。
ビブラートは手首ではなく腕を使ってかけると、音の揺れを生み出しやすくなります。
また最初はビブラートの幅を大きく練習することで、スピードが速くなったときに音の揺れが自然に聴こえます。
最初は難しく感じるかもしれませんが、コツを掴めばきっと上達できるでしょう。
それでも上手くいかない場合は、プロから演奏のアドバイスをもらうのがおすすめです。
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