サックスを始めたばかりでは、音がビリビリうるさく鳴ってしまって、なかなか思うような柔らかい音が出ないと悩んでいませんか？
サックスで柔らかい音を出すには、演奏方法と楽器のセッティングを見直す必要があります。
やみくもに練習してもなかなか思ったような柔らかい音を出すことはできないので、基礎を見直してみましょう。
なお本記事では、以下の内容について解説します。
- アンブシュアのポイント
- 息づかいのポイント
- セッティングの見直し方法
改善方法を具体的に解説するので、サックスの練習に活かして柔らかい音を目指しましょう！
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楽器の持ち方や姿勢などはなかなか難しく、体に負担がかからないようなポジションを見つける必要がありそうですが、思ったより音が出せたのがうれしかったです。
先生にもとても丁寧に教えていただき、リラックスして挑むことができました。
ありがとうございました。
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【サックスで柔らかい音を出すコツ①】アンブシュアを見直す
サックスで柔らかい音を出すためのアンブシュアのポイントは次の通りです。
アンブシュアは音色に大きく影響するので、3つのコツを意識して練習しましょう。
ファットリップを試す
サックスで柔らかい音を出すには、アンブシュアを「ファットリップ」にするのが有効です。
ファットリップとは下唇を巻かずに、唇を口の外に出して演奏する奏法のことです。
柔らかい音が出ない原因の1つに、マウスピースを噛み過ぎているケースがあります。
ファットリップを使えば、マウスピースの噛み過ぎを防ぐことが可能です。
なお、下唇を巻いた一般的なアンブシュアのことを「シンリップ」と言います。
ファットリップが合えばそのまま、合わなければ噛まない感覚を忘れないようにシンリップに戻してみてください。
くわえる位置を変えてみる
マウスピースをくわえる最適な深さは人によって異なるため、くわえる位置の変更を試してみましょう。
なお一般的なマウスピースをくわえる深さは、マウスピースの先端から1cmです。
1cmくらいの位置を目安に、そこからさらに浅い位置・深い位置でくわえて自分に合う深さを探してみましょう。
唇の固さを変えてみる
唇が固くなると音色も硬くなるので、力を抜いて演奏するように心がけましょう。
唇に力が入り過ぎすぎるとリードの振動を妨げてしまい、良い音を出すのが難しくなります。
細かい点ですが、リードの振動＝サックスの音色なので唇にまで意識を向けてみてください。
【サックスで柔らかい音を出すコツ②】息づかいを見直す
サックスで柔らかい音を出すための息づかいのポイントは次の通りです。
息づかいを意識するだけでも音色が変わるので、コツを知って練習に活かしましょう。
息を下向きにしてみる
柔らかい音を出すには、息の向きを下向きにすることを意識してみましょう。
息の向きが上向きか下向きかで、音の鳴り方は大きく変わります。
ただしやり過ぎてはいけないので、少しずつ息の方向を下向きに変えて良い位置を探してみましょう。
息のスピードを落としてみる
息のスピードを落とすと、サックスは柔らかい音になります。
息のスピードを落とすことで、アンブシュアもリラックスしやすくなり、より良い音を出す土台が整います。
ただし息のスピードを落とすとまっすぐ音を出すのがより難しくなるので、ロングトーンなどで鍛えましょう。
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【サックスで柔らかい音を出すコツ③】セッティングを見直す
奏法を変えても柔らかい音が出ない場合、やや吹奏感が重めでコントロールしにくいセッティングとなっている可能性があります。
セッティングで見直すべきものは、以下の2つです。
口の形や演奏レベルによって適切なセッティングは異なるため、色々なセッティングを試してみましょう。
リードの番手を見直す
リードの番手を見直して、柔らかめのリードをつけるようにしましょう。
リードは番号が大きいほど硬く、番号が小さいほど柔らかくなります。
固いリードの方が響きが増すのは間違いありませんが、コントロールが難しいというデメリットがあります。
コントロールが難しいと力みやすくなり柔らかい音から遠のいてしまうので、無理なく音が出せる硬さのリードを選びましょう。
マウスピースを見直す
マウスピースについて、開きが広すぎるものを使っていないかチェックしてみましょう。
リードと同じように、マウスピースの開きが広すぎるとコントロールが難しくなります。
リードを柔らかめにしてもなかなか柔らかい音が出ない場合は、マウスピースを見直してみてください。
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サックスで柔らかい音を出すコツに関するよくある質問
ここでは、サックスで柔らかい音を出すコツに関するよくある質問について紹介します。
サックスの演奏方法について疑問が残っている方は、ぜひ参考にしてください！
Q1：サックスでビリビリとした音色が出ないようにするには？
サックスでビリビリとした音色が出ないようにするには、以下の内容を見直してみましょう。
- リードを変えてみる
- マウスピースを交換してみる
- アンブシュアを見直す
楽器とリード・マウスピースの相性や、唇の固さによってビリビリとした音色が出ることがあります。
1つずつ演奏する条件を変えていき、何が原因でビリビリとした音が鳴るのか確認してみましょう。
Q2：サックスで深みのある音を出すには？
深みのある音を出すには、深みのある音とはどんな音なのかしっかりとイメージをもつことが大切です。
イメージを持つには、色々な奏者の演奏を聴いてみるのが近道です。
空き時間や移動中など、積極的にいろいろな音に触れてみましょう。
時間があればサックスだけでなく、さまざまな楽器の音を聴くのもよい勉強になります。
Q3：サックスの音色の魅力は？
サックスの音色の魅力には、以下のようなものがあります。
- メロディーラインを奏でる華やかな音色
- ジャズを奏でる妖艶な音色
- 集団を支える丸みのある音色
曲の雰囲気に応じてどのような音でも出せるのが、サックスの1番の魅力です。
本記事で紹介した柔らかい音だけでなく、硬い音や切れ味の鋭い音も出すことができます。
自分の好みに合った音が出るよう、練習を重ねてみましょう。
なおサックスの魅力に関する詳しい内容は以下の記事で解説しているので、併せてご覧ください。
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サックスを吹くコツを掴んで柔らかい音を目指そう！
サックスで柔らかい音を出すために、アンブシュア・息づかい・セッティングを見直しましょう。
柔らかい音を出すコツを一つでも試してみると、音色が大きく変わることがあります。
最適な演奏方法やセッティングは人によって異なるため、一つひとつ見直して自分に合うものを探してみましょう。
なお本記事の内容を試しても柔らかい音が出なかったという方には、椿音楽教室を利用するのがおすすめです。
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