サックスの魅力8選！楽器の特徴や始めるのにおすすめな理由を経験者が解説

「サックスってかっこいいけど、どんな楽器かよく分からない…。」
「大人になってからサックスを始めるのはハードルが高い…。」

上記のように、サックスに興味はあるけれど楽器が持つ魅力や詳しい特徴を知らない方も多いのではないでしょうか。

実はサックスは管楽器の中でも音を出しやすく、音楽初心者でも取り組みやすい楽器です。

本記事では、以下の内容について解説します。

サックス経験者の筆者が経験も踏まえて解説するので、今からサックスを始めたい方はぜひ参考にしてください！

サックスの魅力8選

なにか楽器を始めたいという方にお伝えしたい、サックスの魅力を8つご紹介します！

音や見た目などサックスにはさまざまな魅力があるので、どのような楽器か知ってサックスを始めましょう！

【魅力①】音が出しやすい

サックスは管楽器の中でも音を出すのが比較的簡単な楽器です。

同じ木管楽器のクラリネットは、サックスよりも息を吹き込んだときに音が鳴るまで抵抗を強く感じます。

また、フルートやトランペットは正しい口の形や息の入れ方をしないと音すら出すのが難しいという人も。

対してサックスは、ピアノの鍵盤を押せば音が出るのと同じくらい、息を吹き込めば簡単に音が出せます。

音を出すという1つのハードルを越えやすく、他の楽器と比べてサックスは初心者でも取っつきやすいと言えるでしょう。

【魅力②】運指が簡単で音程を取りやすい

サックスはリコーダーとほぼ同じ指使いで、キーの押し方が正しければ狙いの音を出せる楽器です。

「ドレミファソラシド」に対応したキーの押し方が決まっているので、運指を覚えてしまえば曲の練習に早く取り組めます。

基礎的な部分を覚えやすいので、モチベーションを維持しやすく曲が吹けるようになるまで短期間で済むのが魅力です。

【魅力③】楽器そのものが華やかでかっこいい

サックスは見た目の華やかさも魅力で、本体が真ちゅうの筒でできており、表面に金のラッカーやメッキが塗装されています。

サックスの膨らんだ部分には彫刻が施されているものも多く、見ているだけでも美しい楽器です。

華やかさや美しさから、「かっこいい！」「自分も持ってみたい！」と思う方も多くサックスが人気な理由の1つとなっています。

【魅力④】音色や表現の幅が広い

サックスは演奏の仕方によってさまざまな音色が出せ、表現の幅が広いのも魅力の1つです。

他の楽器は音色を変えようとするのは難しいですが、サックスは吹き方による音色の自由度が高いのが特徴です。

同じ楽器でも奏者によって音色が異なるので、自分の理想とする音色を目指せます。

【魅力⑤】幅広いジャンルの曲を演奏できる

サックスは活躍できる音楽のジャンルが豊富で、ポップス・ジャズ・クラシックなどどのような音楽にも幅広く対応できます。

幅広いジャンルに対応できるのは、サックスが出せる音色の幅が広いためです。

ロックやフュージョンなどのジャンルでも活躍でき、CMや邦楽などにもサックスが使用されているのをよく耳にします。

音楽ジャンルで求められる雰囲気や音色に合わせられるため、サックスは今やさまざまな音楽ジャンルに引っ張りだこの楽器です。

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【魅力⑥】ストレス解消になる

サックスは息を吹き込んで音を出す楽器で、大きな音を出すと爽快感がありストレス解消につながります。

また厚生労働省によると、腹式呼吸はストレスを解消する効果があるとされています。

楽器を吹くために必要な腹式呼吸と大きな音を出すことの2つによって、ストレス解消効果を十分に得られるでしょう。

【魅力⑦】ソロで演奏できる

曲の雰囲気に合わせて溶け込むのが得意なサックスですが、ソロとしても活躍できる楽器です。

好きな曲のメロディーを練習すれば、立派な特技として周囲の人に披露できます。

今は楽譜ショップがさまざまな有名曲の楽譜を販売しているので、演奏したい曲の楽譜を探すのは難しくありません。

また楽譜ショップによっては楽譜を購入する際に伴奏音源のCDも付いてくるため、1人で曲を完成させられます。

ぜひサックスを練習して好きな曲をマスターしましょう！

【魅力⑧】合奏でも活躍できる

サックスは他のプレイヤーと合奏をするのも楽しい楽器で、以下のような団体の中で活躍できます。

またソプラノ・アルト・テナー・バリトンサックスによるアンサンブル演奏も楽しめます。

サックスアンサンブルは音域の異なるサックスが集まるため、幅広い音域がカバーされて曲に深みが出るのが魅力です。

他のプレイヤーと音を合わせて1つの曲を作り上げていくのは楽しいので、サックスを始めて合奏にも挑戦してみましょう！

サックスの特徴

一口にサックスと言っても、音域によって種類が分かれています。

そこで本章では、アルト・テナー・バリトンサックスの特徴について紹介します。

サックスの種類によっても魅力が異なるので、種類ごとの違いを詳しく知りたい方はぜひ参考にしてください。

アルトサックスの特徴

アルトサックスの音域は人間の女性の声に近いとされ、ポップスのメロディーなどで耳馴染みがいいのが特徴です。

サックスの中でも非常に目立つ楽器で、吹奏楽ではソロを任されることも多く、花形と言っても過言ではありません。

また出版されている教本や楽譜も多く、初心者にもっともおすすめできる楽器です。

「好きな曲を演奏できるようになりたい」「目立ちたい」という方にはアルトサックスが向いているでしょう。

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テナーサックスの特徴

テナーサックスは一言でいうと「渋い」楽器で、音域は人間の男性の声に近いとされており、アルトサックスに次いでメジャーなサックスです。

吹奏楽などの団体の中ではハーモニーなど中音域を支える役割を果たします。

またテナーサックスはジャズの場では魅力が倍増し、アルトサックスよりも落ち着いた雰囲気と音色で奏でるソロはまさにいぶし銀。

「ジャズに興味があってサックスを始めたい！」という方にはテナーサックスが向いているでしょう。

バリトンサックスの特徴

バリトンサックスはアルトサックスの1オクターブ下の音域を担当し、言わば縁の下の力持ち的存在です。

低音を担当し曲のベースを作る役割があるので、合奏ではメロディーを担当することはほとんどありません。

また楽器自体が約6.5kgと重く大きいため、アルトサックスやテナーサックスに比べてかなりの肺活量が必要になります。

しかしそれらを差し置いても、低音域の表現力はアルト・テナーサックスには持ち得ない魅力です。

豊かな低音でメロディーラインやハーモニーを支える役割に魅力を感じる方は、バリトンサックスが向いているでしょう。

サックスの魅力に関するよくある質問

ここでは、サックスの魅力に関するよくある質問について紹介します。

初心者におすすめなアルトサックスに焦点を当てて解説するので、ぜひ参考にしてください。

Q1：アルトサックスの役割は？

アルトサックスはオールマイティーな楽器で、合奏においては以下のような役割があります。

アルトサックスは柔らかい音も鋭い音も出せることから、他の楽器同士をまとめるために重要な存在です。

ハーモニーや伴奏としてサウンドを支えつつ、メロディーやソロでキメるという立ち回りの転換が必要になります。

またアルトサックスは吹奏楽など団体の中では2本以上いることが多く、1stと2ndとして楽譜が異なることもあります。

そのためアルトサックス同士でハーモニーを奏でたり、ときには同じメロディーを担当して深みを出したりすることも可能です。

役割が幅広いので、アルトサックスを始めればどのような場でも引っ張りだこの存在となれるでしょう。

Q2：アルトサックスの大きさはどれくらい？

アルトサックスはS字型の管のような形ですが、縦の長さ（吹き口から管の底まで）は約70cmです。

成人が立った状態で楽器を持つと、だいたい口から腰の辺りまであります。

重さは約2.5kgありますが、首からストラップをかけてサックスを吊り下げた状態で楽器を吹くため、そこまで重さを苦痛に感じません。

楽器自体がテナーやバリトンよりも軽く、管の長さが短く音を出すのに必要な息の量が少ないため、子どもや年配の方でも始められます。

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魅力的な楽器【サックス】で音楽を楽しもう！

サックスはどの音楽ジャンルでも活躍でき、楽器未経験者にもおすすめできる魅力的な楽器です。

ソロ演奏も楽しいですが、合奏でぴったりとサウンドが合っていく様子は何度経験しても感動します。

一生ものの趣味・特技として、ぜひサックスを始めましょう！

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