練習時間が週末のみでもヴァイオリンは上達できる!実体験をもとに解説

練習時間が週末のみでもヴァイオリンは上達できる!実体験をもとに解説

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ヴァイオリンを上達させるために必要なのは、練習時間を確保することです。

しかし、「ヴァイオリンはたくさん練習しなければいけないのでは?」と思う人も多いのではないでしょうか。

そこで、この記事では以下の内容について解説します。

  • 上達するために必要な練習時間
  • 週末のみの練習で弾けるようになる曲
  • ヴァイオリンの練習時間を確保する方法
  • 短い練習時間で成果を上げる方法
  • ヴァイオリンでを弾けないときにできる練習・作業

この記事を読めば、「自分でもできそう」と思ってもらえるはず。

実体験を交えて紹介しているため、ぜひ参考にしてください!

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目次

ヴァイオリンの練習時間

ヴァイオリンを上達させるためには、練習時間をどれくらい確保した方がいいのか気になる人も多いと思います。

プロや音楽大学を目指すなら、毎日3~4時間は練習しないと他の奏者と差を付けられないかもしれません。

しかし、大人が趣味で弾く分には、必ずしも多くの時間を確保する必要はありません

ここでは、1回の練習時間はどれくらいが適切か、毎日練習しなければならないのか、という点について解説します。

大人の趣味では1回の練習で30分~1時間

1回の練習で最適な時間は、30分~1時間です。

意外と短いと思われる人もいるかもしれませんが、ヴァイオリンを弾くことに慣れていない場合は、1時間以上頑張るとかなり疲れてしまいます。

また、だらだら練習するよりも、短時間で集中した方が身になります。

前半を基礎練習、後半を曲の練習に当てると、効率よく練習できるでしょう。

週末のみの練習でもヴァイオリンは上達できる

ブログやYahoo!知恵袋で、「ヴァイオリンは毎日練習しないと上達しない」という意見をよく見かけます。

しかし、私は週末のみの練習で十分上達できると考えています。

大人の場合、仕事や育児・介護などで毎日練習できない人がほとんどです。

「ヴァイオリンを弾くなら毎日練習しないとダメなんだ」と思うと、非常にハードルが上がります。

高い目標を掲げると、達成できなかったときに挫折する可能性が高まるでしょう。

自分のできる範囲で無理なく継続することが、上達への近道なのです。

しかし、「毎日練習しなくても上達できる」という言葉を疑う人もいるでしょう。

そこで、次章では週末のみの練習で弾けるようになった曲を具体的に紹介します。

【実体験】週末のみの練習時間で弾けるようになった曲

ここでは、私が実際に弾けるようになった曲と、弾けるようになるまでの期間について紹介します。

練習に費やしたのは土日に1回30分~1時間の練習時間のみです。

なお、練習は「新しいヴァイオリン教本」に載っている曲に沿って弾いていました。

ただし、一時期都合でヴァイオリンを練習できなかった期間があります。

弾けるようになるまでの期間は個人差もありますので、あくまでも参考程度にご覧ください。

数週間:メリーさんの羊

まずは、知っている人も多い「メリーさんの羊」です。

この曲は移弦することなく弾けるため、指の正しい位置さえ覚えればすぐに弾くことができます。

「新しいヴァイオリン教本」には、D線・A線それぞれのバージョンで楽譜が載っています。

半年:ドイツ民謡「別れ」

半年も経つと、少し曲らしい曲を弾けるようになります。

ドイツ民謡の「別れ」という曲は8分音符にスラーが付いています。

一つひとつの音を切って弾く演奏は卒業し、少し音楽的な表現を習得してきた時期です。

1年:ウェーバー「狩人の合唱」

ウェーバーの「狩人の合唱」は、「新しいヴァイオリン教本」1巻の最後に出てくる曲です。

少し長い曲が弾けるようになり、2つ以上の弦を同時に弾く重音や、装飾音符などの表現も身に付けました。

他にも、ドヴォルザーク作曲の「ラルゴ(新世界より)」など、有名な曲にも挑戦しています。

2~3年:コレルリ「ガボット」

2~3年も経つと、さまざまな曲を弾けるようになります。

コレルリの「ガボット」は、多くの音にスタッカートが付いており、軽やかに演奏する曲です。

ただ楽譜通りに音を追いかけるだけでなく、アクセントや強弱、スラーとの対比など、さまざまなことに気を付けながら弾くようになりました。

1曲が1~2ページほどの長さになってくるので、弾けるようになるまでの練習時間も長くなっていきました。

他にも、メンデルスゾーン作曲の「ノクターン」、ベートーヴェン作曲の「メヌエット」など、曲調が異なったものにも挑戦しています。

4~5年:ザイツ「コンチェルト第2番」

ザイツの「コンチェルト第2番」は、「新しいヴァイオリン教本」2巻の最後に出てくる曲です。

1~3楽章で構成されており、ページ数はなんと6ページにも及びます。

まさに集大成と言える曲で、16分音符、3連符、重音などの技術面や、カデンツァ(アドリブで弾く部分)などの音楽的表現もかなり意識して弾く曲です。

曲が長いため、弾けるようになるまでに非常に時間がかかりました。

しかし、曲を細かく区切って練習し、弾ける部分を着実に増やしていけば、通しで弾けるようになります。

このように、時間はかかるものの、週末のみの練習でもヴァイオリンらしい曲を弾けるようになります。

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ヴァイオリンの練習時間を確保する方法

週末にまとまった時間を確保するのも難しい、ヴァイオリンの練習をできれば毎日続けたい、という人もいるでしょう。

しかし、どう時間を工面したらよいのか分からない人も多いのではないでしょうか。

ここでは、予定が入りやすい昼間以外で、練習する時間を確保するための方法を紹介します。

朝、会社に行く前に練習する

朝、会社に行く前に練習時間を設けるという方法があります。

いつもより10分ほど早く起きて、その10分をヴァイオリンの練習に当てる、などの方法ならば、取り入れられる人も多いのではないでしょうか。

習慣化すれば早起きにも慣れてきますし、たとえ10分という短い時間でも、集中すればヴァイオリンが上達します。

夜、仕事終わりに練習する

もう一つは、夜に練習時間を設ける方法です。

帰宅したらまずヴァイオリンを弾くなど、1日の中で練習する時間帯を決めて習慣化しましょう。

帰宅時間が遅くて自宅で練習するのが難しい場合は、カラオケなどで練習するのもおすすめです。

カラオケは遅くまで開いており、近所迷惑を気にすることなく練習できます。

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短い練習時間で成果を上げるための方法

1時間以内の短い時間で成果を上げるには、練習方法を工夫する必要があります。

おすすめの練習方法は、以下の3つです。

  • 目的意識を持って練習する
  • できない部分だけ抜き出して練習する
  • 自分の演奏を録音する

ここでは、それぞれについて詳しく解説します。

目的意識を持って練習する

練習するとき、練習の目的を明確にすることが非常に大切です。

なんとなく曲を通しで弾くだけでは、技術的にも音楽的にも上達しません。

目的意識を持つためには、まずは自分の苦手を把握しましょう。

「曲がうまく弾けないのは移弦が苦手だからだ」など、自分の欠点が分かれば、克服するための練習方法も見えてきます。

例えば、移弦が苦手ならば右手の弓の使い方を練習する必要があるでしょう。

肘の位置は適切か、弓の毛と弦がきちんと接地しているかなど、意識するべきポイントを理解して練習すれば、短時間で早く上達できます。

できない部分だけ抜き出して練習する

短時間で練習する際、毎回曲を最後まで通して練習すると、それだけで時間がなくなってしまいます。

1曲の中に、うまくいく部分とそうでない部分があるはずです。

うまくいく部分を何度も弾いても時間がもったいないので、できない部分だけ抜き出して練習しましょう。

  • 初は1~2小節だけ抜き出し、テンポを落として練習する
  • できるようになったら徐々にテンポを上げる
  • テンポ通り弾けるようになったら、少し前の小節から続けて弾く

できない部分さえ克服すれば、曲を通したときにスムーズに弾けるようになるはずです。

自分の演奏を録音する

自分の演奏をスマホなどで録音するのもおすすめです。

自分では弾けているつもりでも、演奏を聞き返すとうまくいっていないところが浮き彫りになることがあります。

特に、音程の悪さや音のかすれ具合は、弾いているときよりも録音で確認した方が分かりやすいです。

「弾けたかな?」と思ったら、一度録音して演奏を確認してみましょう。

また、定期的に録音しておけば、上達具合が分かってモチベーションアップにもつながります。

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ヴァイオリンを弾く以外でできる練習・作業

ときには、音を出して練習できないときもあります。

音を出せないからといって、上達のためにできないことがないわけではありません。

ここでは、ヴァイオリンを弾く以外でできる練習・作業について紹介します。

鉛筆で弓の持ち方を練習する

ヴァイオリン初心者は、弓の持ち方に慣れるまで少し時間がかかるでしょう。

実際の弓を持って練習するのが理想ですが、なかなか時間が取れないときもあります。

その場合は、鉛筆やボールペンで弓の持ち方を練習するのがおすすめです。

仕事の合間など、ちょっとしたスキマ時間で練習できます。

時間が経つとすぐに持ち方を忘れてしまう場合は、鉛筆で持ち方を練習してみましょう。

練習している曲の音源を聴く

上達するために、練習している曲の音源を聴くのも効果的です。

音源を聴くと、どのように演奏すればいいのかというイメージがふくらみます。

頭の中に曲のイメージがあると、まったくイメージがない状態に比べて非常に練習しやすくなります。

また、音源のような上手な演奏に近づけようとするため、どう弾くべきか自分で考えるようになるでしょう。

歌いながら譜読みする

譜読みもヴァイオリンを弾かずにできる練習です。

特に歌いながら譜読みすると、奏でるべき音のイメージが自分の中で確立するため、実際に弾いたときに音程のズレが分かるようになります。

ヴァイオリンは自分で音程を取る楽器のため、音感を鍛えておくことは非常に重要です。

譜読みするときは黙読ではなく、ぜひ歌ってみましょう。

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ヴァイオリンの練習時間は短くても大丈夫!大切なのは質

ヴァイオリンの練習は毎日ではなく、週末だけでも着実に上達します。

大切なのは、練習を継続すること1回の練習の質を上げることです。

「たくさん練習をこなさなきゃ」など高い目標を掲げていると、達成できなかったときに挫折してしまいます。

目標のハードルは下げて、できる範囲で時間を設けて練習を続けましょう。

短期間でしっかりヴァイオリンが弾けるようになりたいなら、ヴァイオリンレッスンDVDを活用するのがおすすめです。

指板に目印のシールを貼り、ドレミと指番号が書かれた楽譜を使用することで、初心者でもラクにヴァイオリンが弾けるようになります。

自宅でプロの指導を受けているかのような体験ができるので、着実に上達したい方はぜひチェックしてください!

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この記事を書いた人

ヴァイオリン歴7年。社会人になってからヴァイオリンを始めました。ヴァイオリンやピアノなどの楽器は、大人から始めても遅くありません!楽器に興味があるけれど、なかなか一歩踏み出せない方に向けて情報を発信しています。

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