大人からヴァイオリンを始めるには？上達のコツや練習方法を解説

優雅で美しい音を奏でるヴァイオリンを弾いてみたい、と憧れる方もたくさんいるのではないでしょうか。

しかし弾けるようになりたいと思う反面、大人から始めるのが難しい楽器というイメージも強いかもしれません。

結論からいうと、大人からヴァイオリンを始めて上達することは十分可能です。

大人だからこそできる効率の良い練習方法やメリットがあるので、憧れの曲も弾けるようになります。

本記事では、以下の内容について解説します。

この記事を読めば大人からヴァイオリンを始めることは無理じゃないことが分かるので、ぜひご一読ください！

大人からヴァイオリンを始めても弾けるようになる！

ヴァイオリンは難しいと思う方も多いですが、しっかりと練習を重ねれば上達可能です。

大人になってからヴァイオリンを始めて、オーケストラやアンサンブルで活躍している人もたくさんいます。

その理由と背景を以下で見ていきましょう。

ヴァイオリンは何歳から始めても上手くなれる

「ヴァイオリンを始めるなら◯歳までに」という制約はなく、何歳からでも始められます。

筆者は今まで「ヴァイオリンを弾きたいと思っても、難しいイメージが先行して一歩踏み出せなかった」という声をいくつも聞いてきました。

その人たちは今、教室の発表会やオーケストラなどで堂々とヴァイオリンを演奏し、輝いています。

「ヴァイオリンの音が好き」「あの曲を弾けるようになりたい」などの気持ちがあれば、何歳から始めても上達可能です。

大人からヴァイオリンを始める人は多い

大人になってからヴァイオリンを始めたという人は、実はたくさんいます。

社会人の方に多いきっかけは、ヴァイオリンが出てくるドラマやアニメです。

『のだめカンタービレ』『カルテット』『四月は君の嘘』など、ヴァイオリンが出てくる名作がたくさんあります。

また大学のオーケストラサークルに入ったのがきっかけで、社会人になってもヴァイオリンを続ける人もいます。

2020年のコロナ禍以降は、家でできる「大人の習い事」としてヴァイオリンを選ぶ人も多くいました。

以下の記事でヴァイオリンを始めた人の割合などを詳しく紹介しているので、併せてご覧ください。

大人からヴァイオリンを始めるメリット

大人からヴァイオリンを始める場合、子どもにはないメリットがあります。

大人だからこその練習方法でどんどん上達していけるので、以下の内容をぜひ確認してください。

モチベーションを維持しやすい

大人からヴァイオリンを始める場合はすでに目標があることが多く、モチベーションを維持しやすいメリットがあります。

「憧れの曲を弾きたい」「自由に音楽を奏でたい」など前向きな気持ちで始めるため、練習を継続しやすいです。

一方で子どもの頃から習っている人の中には「親に言われて始めた」「なんとなく習い始めた」という人も多くいます。

自分の意志で習い始めたわけではないケースだと、モチベーションが続かず辞めてしまうことも少なくありません。

明確な目標がある大人の方が、ヴァイオリンを継続しやすいでしょう。

論理的に考えて練習できる

大人は論理的に考えて練習できるので、効率よく上達できます。

子どもの場合は理論や仕組みを理解するのが難しく、感覚的にヴァイオリンの弾き方を身に付けることがあります。

感覚的に優れていればすぐに上達する場合もありますが、コツが掴めないと上達に時間がかかることも少なくありません。

大人は楽譜の読み方や楽器の構え方を理論的に理解して練習に取り組めるため、感覚という曖昧なものに頼らず上達できます。

人生経験を演奏に活かせる

大人は子どもより人生経験が豊富なので、喜怒哀楽の感情を演奏に乗せて表現しやすい強みがあります。

演奏にはメロディから情景を想像する力も大切なピースですが、大人は自分の経験から想像ふくらませることも可能です。

嬉しいことや悲しいことの経験や、さまざまな場所に行ってみた景色の記憶が音楽を表現する上で大きな糧となります。

楽器を買い替えなくていい

大人から始める場合は最初から「フルサイズ」の楽器を購入すればよいため、楽器を買い替える必要がありません。

ヴァイオリンには通常の大きさであるフルサイズの他に、分数楽器というものが存在します。

分数楽器は体が小さい子どもでも弾けるようサイズ調整されたもので、成長に合わせて何度か買い替えなければなりません。

そのため子どもからヴァイオリンを始めると楽器にかけるコストが大きくなりますが、大人は楽器を1つ購入するだけで済みます。

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大人からでも無理なくヴァイオリンを始めるには

大人からヴァイオリンを始める方法には、主に以下のようなものがあります。

あまりお金をかけずにヴァイオリンを始める方法も紹介しているので、ぜひチェックしてください。

【おすすめ】プロの講師に習う・レッスンを受ける

大人がヴァイオリンを始める方法でもっともおすすめなのが、プロの講師に習うことです。

大人向けのレッスンを行う講師は多く、音楽の基礎からしっかり教えてくれるため初心者でも安心して取り組めます。

ヴァイオリンは変な癖がつくと修正が難しいので、最初に正しいフォームや理論を学ぶことが大切です。

プロの講師に習う方法には、以下の3つがあります。

自宅にいながらプロの指導を受けることも可能なので、自分に合う方法を選択しましょう。

ヴァイオリン教本を参考にする

演奏方法や基礎知識が分かりやすく解説されている、初心者向けのヴァイオリン教本を参考にするのもよいでしょう。

楽譜はもちろん写真や模範演奏のCDがついているものも多く、じっくり読み込みたい方におすすめです。

教本はインターネットで簡単に購入できますし、楽器店なら実際に内容を見て決められます。

YouTube動画で学ぶ

無料で手軽にヴァイオリンを学びたいなら、YouTube動画を活用するのもおすすめです。

最近はヴァイオリンのノウハウをまとめた動画が多く発信されており、中にはプロ講師が解説しているチャンネルもあります。

視覚的・多角的に紹介されているので、いくつか視聴して自分がわかりやすいと思う動画を探してみましょう。

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大人からヴァイオリンを始めるときの不安と、そのカバー方法

ヴァイオリンを弾きたいと思っても、新しいことを始めるときは不安になってしまうものですよね。

そこで、大人からヴァイオリンを始める人が抱きやすい不安とそのカバー方法について紹介します。

ヴァイオリンを始めるときだけでなく、行き詰まったときにも参考にしてみてください。

練習時間が思うように取れない→理にかなった練習で効率up

仕事や家事で忙しく練習時間が取れない場合は、量より質を重視した練習を行いましょう。

弓の使い方に気をつけてみる、苦手な部分だけをゆっくり弾いてみるなど、一点に集中してみるのも効果的です。

5分・10分などの短い時間でも、ヴァイオリンに触れることで少しずつ上達できます。

たくさんのことを一気に上達させるのではなく、小さなことからじっくり取り組みましょう。

身体が固い→身体の使い方を意識する

身体が固くて思うようにヴァイオリンを弾けない場合は、身体の使い方を意識してみましょう。

呼吸を意識したり余計な力を抜いたりするだけでも、身体が軽くなったと感じられます。

日頃からストレッチを行い、関節を柔らかくしておくのも効果的です。

ヴァイオリンを弾くときの構えや動きは日常生活ではしない動作ですが、身体の使い方を少し意識するだけで弾くのが楽になります。

自信がない・成果が出ない→楽器仲間を見つけてモチベキープ

「大人から楽器を始める自信がない」「始めてみたけど成果が出ない」などの場合は、楽器仲間を見つけるのがおすすめです。

自分と同じように大人からヴァイオリンを始めた人とつながることで、相談したり励ましあったりして不安を解消できます。

楽器仲間を見つける方法には、音楽教室に通う、SNSで探すなどがあります。

仲間がいると新たな課題や目標が見つかりモチベーションも保ちやすくなるので、お互いに高め合いながら上達できるでしょう。

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大人のヴァイオリン初心者が上達する練習のポイント

ヴァイオリンの効率のいい練習・上達する練習のポイントをいくつか紹介します。

いずれも基礎を固めるための練習方法で大切なことなので、ぜひ参考にしてみてください。

チューナーを使って音階練習

ヴァイオリンは自分で音程を取らなければならない楽器なので、チューナーを使って正確な音程で音階を弾く練習をしましょう。

以下の画像のように、チューナーの針が真ん中になって緑のランプが点けば正しい音が出せています。

最初はゆっくりめのテンポで練習し、着実に正しい位置で指を押さえられるようにしましょう。

音階練習に慣れるまでは、左手の指の位置に剥がしやすく跡が残らないシールで印をつけておくのも有効です。

音が安定しないときは、左手の指先で弦をしっかり押さえ、弓にかける腕の重さを一定にすることを心がけてみてください。

練習曲や易しい曲で演奏に慣れる

最初から難しい曲に挑戦すると挫折する可能性が高まるため、まずは練習曲や易しい曲から始めて演奏に慣れましょう。

音階や簡単な曲が弾けるようになると自信が付き、スムーズにステップアップできます。

一方で最初に難しい曲を弾くと思ったような演奏ができず、モチベーションが下がって逆効果になってしまいます。

「憧れのあの曲をかっこよく弾きたい！」と目標を持つのは大切ですが、上達するには基礎からマスターすることが重要です。

弾きたい曲の音源を聴く

曲を演奏するときは「どのように弾きたいか」というイメージがあると上達しやすいので、弾きたい曲の音源を聴くのがおすすめです。

目標にしたい演奏があると練習が必要な部分も明確になり、理想の演奏に近づけます。

音源を聴くときは、楽譜を見たり書き込みしたりしながら聴くと、どのように弾けばよいのかイメージが膨らむでしょう。

なお音源はCDを購入しなくても、YouTube動画やサブスクなどであまりお金をかけずに探せます。

鏡を見ながら練習する・演奏を録画する

ヴァイオリンは正しい姿勢・構え方で弾くことが大切なので、鏡を見ながら練習したり演奏を録画したりするのがおすすめです。

客観的な視点で自分の演奏姿を見ると、気付かなかった癖が見えてきます。

特にうまく弾けない部分を分析すると、うまくいかない原因を自分で気付けることも。

定期的に鏡や録画で自分の練習・演奏風景を確認すれば、大人からでもすぐにヴァイオリンが上達します。

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大人のヴァイオリン練習に関するよくある質問

大人のヴァイオリン練習について、よくある質問をまとめてみました。

ヴァイオリンを始めることに不安がある方は、ぜひチェックしてください。

Q1：楽器って買わないとダメなの？

楽器一式を買わなくても、以下のようなレンタルサービスを利用すればヴァイオリンを始められます。

楽器レンタルサービス

またEYS音楽教室では、入会すると無料で楽器がもらえます。

「楽器を購入するお金がない」「いきなり楽器を買うのは抵抗がある」という方は、レンタルサービスや楽器がもらえる音楽教室を利用しましょう。

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Q2：楽譜が読めなくても、ヴァイオリンを始めて大丈夫？

楽譜が読めなくても、ヴァイオリンを始めることは可能です。

初心者向けにドレミや指番号が記載された楽譜を使用すれば、楽譜が読めない方でも無理なく弾けます。

またスマホやパソコンで視聴できるオンライン講座を活用すると、映像のお手本を真似するだけで楽器が弾けます。

池田先生が教える初心者向けヴァイオリン上達講座では楽譜もお手本映像も充実しているので、「楽譜が読めないから…」と尻込みしている方はぜひチェックしてください！

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Q3：ヴァイオリンの挫折率ってどれくらいなの？

ヴァイオリンの挫折率について調査した資料がないため、具体的な割合はわかりませんでした。

大人の場合は、「練習時間が取れない」「思うように弾けない」などの理由で挫折してしまう人が多いと予想されます。

しかし練習の工夫次第では、挫折せずに無理なくヴァイオリンを継続できます。

「ヴァイオリンを始めても挫折してしまうのでは…」と不安になりすぎず、興味があるならチャレンジしてみましょう！

なおヴァイオリンの挫折に関する内容は、以下の記事で詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてください。

大人からだって楽しめる！ヴァイオリンで憧れの曲を弾こう！

ヴァイオリンは子どもから始めた人にしか弾けない楽器ではなく、大人からでも憧れの曲を弾けるようになります。

大人からヴァイオリンを始めてオーケストラの首席奏者になるなど、演奏活動を楽しむ人も大勢います。

不安になりすぎて挑戦しないのはもったいないので、ヴァイオリンを始めたいと思ったらぜひ挑戦しましょう！

なお「教室に通う時間が取れない」「費用をかけたくない」という方には、プロの指導を繰り返し受けられるオンライン講座がおすすめです。

楽譜が読めない初心者でも弾けるようになる工夫が満載なので、挫折せずに楽しみながらヴァイオリンを継続できます。

教材は売り切れになることもあるので、興味がある方は早めにチェックしてください！

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